小児矯正について

子どもの頃に行う小児矯正には
様々なメリットがあります
子どもの頃に行う小児矯正は顎の骨の成長を利用して治療を進めるため、抜歯リスクが少ない、心身の負担が減るなど、多くのメリットが存在します。また、矯正治療は歯並びを整えるだけでなく、噛み合わせや口周りの癖の改善、口呼吸や発音障害の予防にも効果があります。お子様の歯並びが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
TROUBLE
こんな場合はご相談ください
- 歯並びがガタガタ
- 子どもの歯並びが不安
- 出っ歯である
- 噛み合わせが悪い
- 受け口である
- 口周りの癖がある
- 八重歯がある
- 活舌が悪い
矯正治療を始める目安
各年齢のお子様の歯並びに
対してできることがあります
当院では小児矯正を始める目安として、乳歯が生えそろう4歳前後のお子様を対象としています。4歳から12歳頃までの乳歯と永久歯が混在する期間はⅠ期治療、永久歯に生え変わってから行う歯列矯正はⅡ期治療に分類されます。4歳以前のお子様には、保険適用内で指導やアドバイスを行いますので、お気軽にご相談ください。
小児歯科と矯正の連携で
お子様の成長を見守る治療を
当院は総合歯科医院として、小児歯科と矯正治療の両方を一貫して行える体制を整えています。お子様の成長に合わせ、矯正を始める適切なタイミングをしっかりと見極めてご提案します。さらに、日本小児歯科学会専門医も在籍しており、矯正治療と小児歯科の専門知識を活かした連携治療が可能です。安心してお子様の未来の歯並びをお任せください。
当院の小児矯正

矯正をお考えの方に向けた無料相談
お子様の歯並びが気になりながらも、矯正治療のことがよくわからず先送りにしていないでしょうか。当院ではそのような親御さんに向けて、無料相談に対応しています。治療費用や期間、適した治療内容など、小児矯正に関する様々なことをお伝えさせて頂きます。ぜひお気軽にご相談ください。

矯正治療の実績豊富であり
管理栄養士による
栄養・食事指導なども実施
当院における矯正治療の実績は、2001年1月~現在までの間で850件を超えます。お子様を対象とした小児矯正でも多数の歯並びを改善させてきた実績があり、ブラケット矯正やマウスピース矯正、および小児矯正ならではの床矯正、管理栄養士による栄養食事指導など行っております。
先端設備による精度の高い検査・診断
お子様一人ひとりに適切な矯正治療を行うため、当院では治療だけでなく検査・診療にも力を入れています。検査時には各種先端設備(歯科用CT、パノラマ、セファロ、口腔内スキャナーなど)を用いて、精密に検査いたします。検査結果は丁寧にご説明しますので、不明点などあればお気軽にご質問ください。

歯科用CT

口腔内スキャナー(iTero)

セファロ
口腔機能発達不全症

お子様の口腔機能発達不全症は
歯科医院で治療することができます
日本歯科医師会の報告によれば、10代の子どもの約50%は口腔機能発達不全症というデータがあります。ぺちゃくちゃ音がする食べ方、悪い発音の話し方、いびきや寝相、気道確保のため猫背になる呼吸の仕方などが主な症状であり、歯並びが悪化するケースもあります。この疾患の原因のひとつには低位舌があり、当院では矯正治療を通じて改善が期待できます。
お口の悪い癖による悪影響
お顔立ち・表情の変化
口呼吸の癖があると、骨格や筋肉が正しく成長しない傾向があります。下がり気味の顔になる、表情にも影響が出る、黒目の下に白目が見える三白眼になりやすいなどが懸念されます。
ガミースマイル
笑った時に歯ぐきが見えることを「ガミースマイル」と呼びます。口呼吸などで顎が下方向に長くなると、ガミースマイルになりやすい傾向にあります。
健康への悪影響
鼻は病原菌などを体に入れないフィルターの役割をしています。口呼吸では病原菌が体内に入りやすく、さらにお口の中が乾燥してむし歯の原因にもなります。
持久力・集中力の低下
口呼吸は浅くて速い呼吸になりやすく、心身を緊張状態にする交感神経が活発化します。いつも緊張状態である、落ち着きがない、持久力が低下するなどのリスクを招きます。
活舌の問題
口呼吸や「お口ぽかん」で、舌が正常ではない位置にある状態が続くと、舌の筋肉が正常に発達しません。その結果、滑舌が悪くなってしまう恐れがあります。
就寝時のいびき
お口が開いていると、舌を正しい位置に保つことが難しくなります。就寝中は舌が喉の方に下がってしまい、いびきの原因になります。
口腔筋機能療法
(OMT)について

当院の小児矯正では
口腔筋機能療法を
取り入れています
口周りの筋肉を上手く動かせるようにするため、当院の小児矯正では口腔筋機能療法も取り入れています。舌や唇、頬などのトレーニングが主な内容であり、口呼吸、指しゃぶり、低位舌、異常嚥下癖などの改善に効果があります。口周りの癖が減ることで、不正咬合や矯正治療後の後戻りも防止が期待できます。
5つのトレーニング

呼吸
スポットの確認をして、鼻呼吸の仕方をトレーニングします

姿勢
姿勢のための体幹体軸トレーニングを行います

舌
滑舌や発音のトレーニングをします

飲み込み
うがいのトレーニングや喉だけで飲み込むトレーニングをします

口唇・顔面筋
ご自宅でもできる口唇のマッサージやトレーニングをします
口腔筋機能療法で使用する装置
口腔筋機能療法において、当院ではマウスピース型装置であるプレオルソやムーシールドを用います。毎日決められた時間に装着することで、口周りのトレーニング効果や癖改善が期待できます。

プレオルソ

ムーシールド

T4K

マイオブレース
栄養指導管理栄養士による
口腔機能の改善
お子様が正しい口腔機能を得るために、当院の小児矯正では様々な取り組みを行っています。栄養指導管理栄養士による離乳食・幼児食教室の開催は主な例であり、食べ方、食具の使い方、調理方法(形態や硬さ)など、子育て中の親御さんに嬉しい情報をお届けいたします。



矯正装置の種類

床矯正
脱着可能な矯正器具を歯の裏側に装着して、顎を広げる治療を床矯正と呼びます。歯が並ぶ歯列も広がるため、歯が生えるスペースを確保できます。永久歯が生えそろうまでのⅠ期に行われる治療方法です。

クワドヘリックス
歯に装着する固定式の矯正装置であり、永久歯が生え始めたお子様が対象のⅠ期治療で使用します。歯列を広げる目的で使われ、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保します。装置には食べ物などが詰まりやすいため、しっかりケアする必要があります。

FKO
アクチバトールとも呼ばれる取り外し可能な床矯正装置であり、Ⅰ期治療で行われます。FKOは適用となる症例の範囲が広く、顎の成長の促進、噛み合わせの改善、反対咬合の治療、舌の癖改善などが期待できます。

リンガルアーチ
歯の裏側にワイヤーを通す矯正治療の方法は、リンガルアーチと呼ばれます。特定の歯を動かすことができ、反対咬合の治療などにおいて効果が期待できます。永久歯が生えそろうまでのⅠ期に行われる方法であり、見た目が目立ちにくいメリットがあります。

ブラケット矯正
歯にブラケットを接着してワイヤーを通す方法であり、永久歯が生えそろった12歳頃以降に行われます。金属製のメタルブラケットをはじめ、審美面に配慮したクリアブラケットやセラミックブラケット(前歯のみ)も取り扱いがございます。

インビザライン・ファースト
インビザラインは全世界で数多くの症例実績を持ち、マウスピース矯正のパイオニアと言われています。インビザラインのラインナップには小児矯正用のファーストがあり、永久歯が生えそろったお子様の矯正治療に使用することができます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は薬機法の対象外です
01 未承認医療機器であること
インビザライン®は薬機法上対象外の医療機器です。
医療機器としての矯正装置に該当しないため薬機法上の承認を得ていません。
マウスピースに使用される材料そのものは薬事承認されておりますので、安全にご使用いただけます。
02 国内の承認医薬機器等の有無
マウスピース型矯正装置はインビザライン®の他にも様々な種類があります。その中には、条件を満たして薬事承認されているマウスピース型矯正装置も国内でいくつか存在しています。
03 諸外国における安全性等に係る情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。
これまで1,500万人以上の患者さんに使用されておりますが、重篤な副作用の報告はありません。
04 入手経路等
インビザライン®は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。
当院はインビザラインを用いた治療システムを、アライン・テクノロジー社のグループ会社である「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。
05 医薬品副作用被害救済制度について
医薬品副作用被害救済制度について万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
症例
主訴 | 出っ歯 |
---|---|
年齢性別 | 11歳男性 |
症状(診断) | 上顎前突、過蓋咬合 |
治療方針 | 上顎前歯の舌側移動、過蓋咬合の改善、口唇閉鎖不全の解消 |
治療装置 | プレオルソtypeⅠ |
治療期間 | 6ヵ月 |
治療費 | 275,000円+調整料5,500円/月 |
副作用 | 痛み、歯根吸収、歯肉退縮 |
治療の流れ
1 無料相談
小児矯正をご検討中の親御さん、お子様に対して無料相談を行っています。臨床経験が豊富な矯正担当医によるカウンセリング、口腔内チェックなど行います。
2 精密検査
治療計画を作成するため、パノラマ、セファロ、歯科用CT(ケースにより)などの先端設備を使用して精密検査を行います。口腔内・顔貌・全身写真の撮影、印象や模型作成なども合わせて実施いたします。
3 診断結果・治療方針のご案内・治療開始
精密検査の結果をもとに作成された治療計画は、矯正担当医より丁寧にわかりやすくご説明させて頂きます。口腔内の診断も改めて行い、矯正治療を開始してよいか判断いたします。特に問題なければ、治療を開始します。目標とする状態を目指して、定期的に器具を調整しつつ治療を進めます。
4 保定期間
Ⅱ期治療の場合、歯を動かして歯並びを整えた後は保定期間を設けます。一定期間はリテーナーを使用して、歯並びが元に戻らないようにします。
費用
料金表
相談料 | 無料 ※レントゲン撮影時は別途必要となります |
---|---|
検査・診断料 | 36,300円 |
基本治療 | 528,000円 |
※表示金額は全て税込みです。
お支払方法
当院では、下記のお支払方法が可能です。

- 現金
- 現金でのお支払い

- 電子マネー
- 電子マネーでの
お支払い

- クレジットカード
- VISA/JCB/
Mastercard/など

- デンタルローン
- 低金利分割払いでの
お支払い
医療費控除について
1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除によって一定の金額の所得控除を受けることができます。ご自身の支払いに限らず、生計を共にするご家族が支払った医療費も対象となります。詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。
注意点・リスク・副作用
・治療の初期段階では痛みや不快感が生じやすくなりますが、1 週間前後で慣れます。
・歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間より延長する場合があります。
・装置の使用状況や定期的な通院など、患者様の協力程度で治療の結果や期間に影響します。
・矯正装置装着時は、歯みがきがしにくくなるためむし歯や歯周病のリスクが高まります。
・歯を動かすことで歯根が吸収して短くなったり、歯ぐきが下がったりすることがあります。
・稀に歯が骨と癒着していて歯が動かなくなったり、歯の神経が障害を受けたりすることがあります。
・装置を外す時に、歯の表面に小さな亀裂が入る可能性や、補綴物の一部が破損する可能性があります。
・装置が外れた後に、保定装置を使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・矯正治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。